【MB2025-128】オッペンハイマーの遺産(佐藤文隆)

 数年前に上映されて話題になった「オッペンハイマー」。そんなオッペンハイマーの生涯を記した『オッペンハイマーの遺産』。原爆開発の中心人物であったオッペンハイマーの葛藤とその後の政治的迫害を描き、科学と倫理の狭間で揺れる人間の姿を浮き彫りにする。オッペンハイマーの遺産は技術的偉業にとどまらず、科学者の社会的責任や良心の問題を今に問いかける。歴史と倫理の重みを深く感じさせる一冊である。ちょうど前に読み終えた「科学知」と「人間知」との関連性とも重なり合って、より深く読むことができた。

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