2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧
アーノルド・ベネットの『自分の時間』。渡部昇一の訳と解説が素晴らしい。1日24時間という限られた時間をどのように使うのか。・朝の1時間は夜の2時間以上の価値がある(2時間、あるいは1時間でもよいから、早起きをしてみてほしい)・はじめから「大…
我々が正しい失敗と全力で回避すべき失敗を見分けるため、失敗の類型(賢い失敗、基本的失敗、複雑な失敗)を示してくれる。いかにして自分自身や失敗についての考え方を変えるか、失敗が起こりやすいコンテキストを認識するか、システムが果たす役割を理解…
『藤田まこと修芸生涯』。逝去されてもう15年も経った。借金60億円とか騒がれていたが(この内容もこの本で触れられている)、中村主水や安浦刑事など確固たる地位を築いた個性派俳優で個人的に好きだった。そんな彼の言葉「つらいときほど凛としろ」。自暴…
『文品〜藤沢周平への旅』。これを読んでしまうと作品の内容を知ってしまうので、作品の背景などをサラッと読んでみた。藤沢周平曰く、「作家にとって、人間は善と悪、高貴と下劣、美と醜をあわせ持つ小箱である。崇高な人格に敬意を惜しむものではないが、…
紫衣事件で上山に流罪となった沢庵和尚。知っているようで知らなかった郷土に関係する偉人の功績を学ぼうと今さらながら読んだ沢庵の『不動智神妙録』。どれも示唆に富んだものであるが、そのうちの一つに「心の置き場」がある。心の置き場をあれこれと思案…
日本ではスパルタ教育など厳しい場面で使われる「スパルタ」という言葉。その語源になっている古代の都市国家スパルタの歴史と制度を丁寧に解説したのが『スパルタ』である。1980年代から進められた発掘調査や考古学的な検証によって、アテナイ以外の普通の…
昭和20年3月10日深夜に始まった約3時間の空襲は、東京の下町を焼き尽くし、10万人を超す犠牲者を出した。書名にもなっている荷風こと永井荷風をはじめとした作家の面々目を通して大惨事を立体的に展開する『荷風たちの東京大空襲』。向島区吾嬬町で逃げ遅れ…
沿線でもある京王線。特に東京の他の大手民鉄とは変わったところはないと個人的には思っているが、著者は京王線を「関東屈指の個性派鉄道」と評価する。その理由を解説する『謎とフシギの京王電鉄』。ほとんどは知っている内容であったが、新発見としては、…
急速に発展する現代において未来を想像することは難しい。そして悲観的な未来の予測が多い。日本でも1970年代に小松右京などで流行し、近年また注目される「未来学」を概観した入門書である『未来学:人類三千年の〈夢〉の歴史』。西欧の視点を批判的に問い直…
砂村かいりの『コーヒーの囚人』。どこかで見覚えのある作家だと思ったら、「駅と旅」の浜松の短編(きみは湖)で先般読んだ作家だった。物語の中にコーヒーが登場する全5編。苦めなコーヒーが注がれるが、物語自体はそれほど苦くもない感じ。コーヒーの囚…
パレスチナでの、ガザ地区での出来事は遠い別世界でも出来事では決してない。そう主張する『イスラエルについて知っておきたい30のこと』。自分もわかっているようでわかっていなかったイスラエルの問題。この一冊で理解が深まった。「大切なことは、国連の…
『建築を見る技術』。一般に建築のプロが建築を見る方法は「用・強・美」というような大学の教科書に出てくるステレオタイプのものが多いが、この本では「食、ファッション、人間、自然、自然、アート、音楽、広告」という7つの項目と絡めて建築を語ってお…
自分が従事している建設業界。そんな建設業界の今を様々な切り口でわかりやすく解説する『建設ビジネス』。建設会社の倒産が増えている理由等が説明されているが、個人的に共感を覚えたのが「建設業界の若者の採用を考える」点についてだ。少子化が採用に対…
日本の空き家は900万戸。日本の住宅の10%以上が空き家という現状。そして空前のインバウンド。そんな空き家の活用策として唱えている民泊事業。サラリーマンの最強副業とのことで、個人的に現実的で興味があって読んでみた『誰でもできる民泊の教科書』。物…