2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
頭がいい人には必ず理由がある。生まれた時から頭がいい人などいない。何事も一つ一つの小さな積み重ねである。心がけを変えるだけで頭が良くなる28もの習慣を紹介する『一流の習慣』。例えば、「冒険をしている」(小さな冒険を繰り返して、小さな知識を積…
『就職氷河期世代』。1993年〜2004年に高校、大学などを卒業した人々を「就職氷河期世代」と定義し、さらに93~98年卒の団塊ジュニア世代を「前期」、99~2004年卒を「後期」と区別して論じている。まさに、自分は「前期」に属している。著者自身も就職氷河…
ロサンゼルスのコリアタウン生まれの詩人ホンの『マイナーな感情』。米国社会でのアジア系は「アフリカ系からは不信の目で見られ、白人からは無視される」とする一方で、人口に白人が占める割合が急速に低下する中、勤勉で経済的に成功した者も多いアジア系…
『よい対立 悪い対立』。対立に「よい対立」があるのかと思いながら読んだ。悪い対立に発展するのは、心の奥底には相手に受け入れてもらいたいという気持があることがほとんどで、組織の中の誰も自分のことを受け入れないと思うと、孤独になり組織と対立構造…
『「お静かに!」の文化史』。美術館などで作品の前で、沈黙し、一人静かに作品に没入する価値が大事であると同時に、作品の前で作品について誰かと語り合う価値も大事であり、その両方の価値観に横たわる「お静かに!」の言葉の持つ意味合いをこの本では論…
今やインターネットが欠かせない時代。そして、自分に興味があるものに意図的に誘導されてしまうことが日常茶飯事になっている。巨大なプラットフォーム企業は閲覧数を稼ぐために人々の注目を巧妙に喚起し、人々のむき出しの欲望をもてあそび、自らに都合の…
タイトルが洒落ていてすばらしい。それがバスに乗る愉しさを記した『スバらしきバス』。公共の乗り物でありながら、徒歩のような気安さを感じさせるバス。著者は頻繁に日常を脱線するためにバスに乗る。例えば、目的地とはまったく別方向行きのバスが停まっ…
空き家に興味津々な今日この頃。そんな空き家の活用に参考になる『田舎の空き家活用読本』。「これなら、できるかも!」という空き家活用のアイデアが満載である。利用の当てがない空き家が385万戸もあるという。その理由は、人口減少時代なのに新しい家をど…
『2040年 半導体の未来』。半導体技術の進化が2040年にどのような形で社会を変革するかを描いた一冊。AI、量子コンピューティング、ナノテクノロジーなど最先端技術との融合を通じて、未来の産業や生活がどのように変わるのかを予測する。量子コンピュータが…
芥川賞受賞作の『バリ山行』。バリって何だ?と思いながら読んだ。会社の愛好会のようなものから山登りを始めた主人公。バリ山行に勤しむ主人公と同じ会社の妻鹿(メガ)さん。妻鹿さんは岳人ではありがちな我が道を行く孤高の社員。仕事を通じて二人の距離…
『すてきなおうちのつくりかた』。新居に引っ越して十数年が経過したが、マンネリ防止で手に取った一冊。インテリア上手に学ぶ、モノの見せかた、しまいかた。様々な点で参考になったが、身近に実践できる収納アイテムの覚えておきたいポイント。①サイズが命…
先月19日に逝去されたナベツネこと渡邉恒雄氏。ナベツネの回顧録があるというので、読んでみることにした『渡邉恒雄回顧録』。四半世紀前時点の回顧録であるが、偉大さを知るには十分な一冊である。軍隊でのこと、大野伴睦(岐阜羽島駅の印象が強い)や中曽…
以前から気になっていた今村翔吾。なぜ新庄藩を舞台にした小説を書くのか。その謎を解くべく、まずは 『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』を読んでみた。かつて「火喰鳥」の異名をとる腕利きの火消だった松永源吾は、とある出来事が原因で今は浪人暮らし。貧窮する彼の…
1854年に1年4ヶ月という短い工期で6基の海上砲台が品川沖に完成した。その歴史を綴った『品川の海に御台場ができるまで』。近世を通じて培い、継承されてきた土木技術と築城技術が新たな西洋の知識と融合し、短期間で施工したことに大きな意義がある。そ…
『生き急ぐ』。物語は20年前に最愛の夫クロードをバイク事故で喪ったブリジット。2人で手を入れながら住む予定で購入した家に引っ越す直前のクロードのバイク死亡事故だった。事故に至るまでのさまざまなターニングポイントを設定しながら、いくつもの「もし…
週刊誌「ファミコン通」、懐かしい。相当お世話になった雑誌である。アスキーの雑誌「ログイン」の一つのコーナーだった「ファミコン通信」をゲーム雑誌ナンバー1にするまでの歴史的記録を元「ファミコン通信」編集長が振り返る初の自伝である『198Xの…
自分は内向的な人間だと自覚している。『静かな人の戦略書』は、内向型が静かな力を発揮する方法を紹介してくれる。例えば、外向型の社会に順応する戦略として、「イベントには目的を持って参加する」、「事前に準備する」、「傾聴力を生かす」、「自分に合…
少子高齢化が著しい我が国の持続可能な交通まちづくりは重要な視点である。それを論じた『持続可能な交通まちづくり』。副題にもなっている「欧州の実践に学ぶ」ということが肝であろう。「海外とは相違点が多いから海外の手法は適用できないと思考停止して…
「なぜ企業は人権を尊重すべきなのか」という問いに向き合う『「人」から考える「ビジネスと人権」』。人権に対して企業が取るべき姿勢が詳細に解説されているが、その基本的な姿勢の中で、・人権は一人ひとりが「異なる」ものであるということを前提として…
今年最初に読もうと心に秘めていた有名な作品である『山びこ学校』。現在山形県上山市に属する山元地区を舞台とした1950年ごろの中学生が書いた綴方を収めたものである(「綴方」という存在も先日読んだ本で初めて知った)。戦後の教育に大きな影響を与えた…