【MB2024-104】量子力学は、本当は量子の話ではない(フィリップ・ボール)

 今回は試しにChatGPTに聞いてみた。『量子力学は、本当は量子の話ではない 』は、量子力学の従来の枠組みを超えた新しい視点を提供する優れた書籍。物理学の理論に対する深い理解を促し、科学の概念を再考するための洞察を与えてくれるため、幅広い読者にとって有益な一冊となる、科学に対する理解を深め、より広い視点で物理学を考えるための貴重な資源となることは間違いない。タイトルからも分かるように、量子力学を新たな視点で捉え直すことを促しており、従来の量子力学の教科書からは一線を画している。

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【MB2024-103】アメリカのアジア戦略史(上)(マイケル・グリーン)

 『アメリカのアジア戦略史』。分厚い本のため、読み終えるのに一週間を要した。しかもまだ上巻で、下巻が残っている。上巻は、アメリカ建国から1960年までのアジア戦略。特に、20世紀初頭のセオドア・ルーズベルトやマハンが地政学大戦略によるアジアへの関与やパワーゲームへの参加などを重要視していたことを強調している。しかし、セオドア以降の3人の大統領のアジアへの無関心が、日本の中国への進出を許し、米国に宣戦布告した原因であるという。ベトナム戦争以降を記した下巻も頑張って読んでみたい。

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【MB2024-102】海神(染井為人)

 たまたま図書館の新着コーナーで出会った『海神』。染井為人の作品は初めて読んだ。東日本大震災とその復興には、光と影がある。復興補助金を着服した闇の部分に光を当てた話。時間軸、視点を交互にして展開し、話が行ったり来たりで多少は混乱したが、話は相互を補完する形で読み進めることができた。あとがきで「死は二度訪れる。肉体が朽ちた時と、記憶から忘れ去られた時」とあり、当然震災は忘れ去られてはいけない。物語で不正を暴く島の新聞記者・一郎。こういう地方の新聞記者が活躍する姿にあっぱれである。

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【MB2024-101】独裁者の学校(エーリヒ・ケストナー)

 暗殺された大統領の替え玉を養成する『独裁者の学校』。 ナチス時代を生き抜いたエーリヒ・ケストナーによるナチスへの皮肉となる戯曲作品。厳格で洗脳的な教育を受ける少年たちの生活を描き、次々を独裁者を入れ替えていくことで大臣たちは彼らを使い回して権力の座に居座ろうとするが、政変が起きる。個人のアイデンティティと自由の尊重、集団思考や独裁政治の危険性に対する警鐘でもあるが、皮肉とユーモアが絶妙の折り混ざっている。ここでも酒寄進一氏の翻訳が素晴らしい。ドイツ語でもこの戯曲を読んでみたい。

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【MB2024-100】悩みを消す練習(枡野俊明)

 今年も100冊に到達した。そんな節目に読んだ枡野俊明の『悩みを消す練習』。悩みを乗り越える上で大切なのは「気にしない」ことで、悩みを正面から引き受けて、とらわれない、縛られないことと説いている。数多く示唆に富んだ内容になっているが、中でも「意地をはるからトラブルになる」という点が参考になった。街を歩いていて人とすれ違うときに、さりげなく肩を引いて、お互いに衝突を避けるという「肩引き」。これが、自分より相手のことを慮る「江戸しぐさ」。この「江戸しぐさ」を意識して過ごしてみたい。

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【MB2024-099】アルプスと海をつなぐ栂海新道(小野健、吉田智彦)

 標高2418m、北アルプス後立山連峰の北端・朝日岳から、海抜0m、新潟県糸魚川市の親不知海岸を結ぶ登山道「栂海新道」。このエリアは登ったことがなく、未知なエリアである。そんなエリアに、今から50年あまり前、全長約27kmもの雲上のアルプスと日本海の大海原をつなぐ夢の縦走路を仕事の傍らで身銭と時間を惜しまずに切り拓いた小野健。そしてその仲間たち。オノケンさん曰く、「栂母新道は、山と海をつなぐ。山と人をつなぐ。人と人もつなぐ」。小野健の功績を讃え、いつか栂母新道を登ってみたい。

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【MB2024-098】週末移住からはじめよう(友枝康二郎)

 長野県原村の標高1,500mに「天空のアトリエ」を構えるライフスタイルデザイナー友枝康二郎さんの八ヶ岳ライフを綴った『週末移住からはじめよう〜田舎に小さな家をもつ2拠点ライフ』。最近、自分が求めている週末移住の2拠点ライフ。著者が東京での仕事にピリオドを打って原村に移住したのは2011年。東日本大震災で景気が低迷し、著者がクリエイティブワークの大半を失い、週末セカンドライフの拠点だった原村に移住。「人生は一度きり」を胸に生きる、とはエピローグ。2拠点ライフを後押ししてくれる。

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