【MB2025-008】火喰鳥 羽州ぼろ鳶組(今村翔吾)

 以前から気になっていた今村翔吾。なぜ新庄藩を舞台にした小説を書くのか。その謎を解くべく、まずは 『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』を読んでみた。かつて「火喰鳥」の異名をとる腕利きの火消だった松永源吾は、とある出来事が原因で今は浪人暮らし。貧窮する彼のもとに、出羽新庄藩から仕官の話が舞い込んでくる。その任は、壊滅状態にある藩の火消を乏しい予算で再建すること。新庄が舞台かと思いきや、江戸が舞台。品川、大崎、目黒仙人坂など馴染みのある土地が多く登場する。面白く読めたので、続編も読み続けてみたい。

f:id:montedio2024gotoj1:20250109214420j:image