【MB2025-218】冒険者たちの心理(菊地敏之)

 『冒険者たちの心理』。山野井泰史、片岡佳哉、大西良治ら偉大な冒険家を中心に、冒険に向かう人々の内面に潜む動機や不安、決断のメカニズムを、多様な事例から丁寧に掘り下げた一冊。挑戦へ踏み出す瞬間に働く心理や、仲間との関係性が行動に与える影響が具体的に示され、読者自身の経験とも自然に重ね合わせられる。また、冒険を特別なものとしてではなく、日常にも通じる「自分の限界を一歩越える行為」として捉える視点が印象的である。「成功率3割くらいが面白い」とは山野井泰史の言葉。さすが冒険家である。

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