【MB2024-054】無敵の犬の夜(小泉綾子)

 『無敵の犬の夜』。おそらく新聞の書評で紹介されたことで、図書館で予約して、順番が回って借りれた一冊。昨年度の文藝賞受賞作である。個人的には文藝賞にどこが値するのかよくわからないというのが正直な感想である。主人公の界は北九州の男子中学生。子どもの頃に事故で右手の小指と薬指を失った。学校に行けば教師からいじめを受ける。その教師を悪の先輩とともに痛めつけたあたりは読んでてスッキリした。その悪の先輩というのが橘という高校生。先日読んだ立花隆は本名が橘隆志というから、何かの縁を感じた。

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