【MB2024-046】野球の子(大藤崇)

 図書館の新着コーナーにあって手に取った『野球の子』。サクセスストーリー過ぎ感は否めず、物語は本に任せるが、チームや選手の名前は微妙に変えており、入団したのはアレの球団で、往年の名投手の夏田(江夏?)、小竹(小山?)、稲山(村山?)、監督のムラさん(ノムさん?)など実名と置き換えるのは楽しい。「息つく間もなく三冠王が打席に入ってくる。眠たげな瞳、恰幅のよい体、バットを本塁側に突き出した構え、芸術的なバットコントロール、たぐいまれな洞察力、ビビットな感性」は誰か、想像に難くない。

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