【MB2025-026】こころは今日も旅をする(五木寛之)

 『こころは今日も旅をする』。五木寛之のエッセイは面白い。若いカップルの一人が書店に並ぶ「親鸞」の本を指して「これ、なんて読むの?」との問いに、連れの青年が「オヤドリかな」と答えたのを聞いたのを機に「しんらん」と振り仮名をふるようになったとか、文学部の学生たちに講義した際に「なんで書くんですか」と質問されたので、幼少期に聞いた白衣の老人の辻講釈がきっかけで書くようになったと説明したところ、「違います。万年筆ですか、ボールペンですか」と冷静に正されたなど、爽快で読んでいて楽しい。

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