【MB2024-036】図書館は生きている(パク・キスク)

 現在のところ今年一番の良書である。韓国人の司書が図書館について様々な視点から鋭く論じている一冊。「図書館は本の聖地ではなく、地域と言う共同体の聖地であるべき」や「賢明なものは図書館を建設し、愚かなものは図書館を破壊する」といったことは強く共感できる。そして、「司書が楽な職業だと思う人がいるなら、それは大きな誤解だと言いたい」と実例を交え訴える。自分はただ予約した本の受け取りと返却のみでしか図書館を利用していないが、これからは館内に滞在し、図書館が醸し出す空気も楽しんでみたい。

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