【MB2024-037】本の虫(古田一晴、劉永昇)

 書名からして玄人向けの本と察してはいたが、やはり相当な玄人好みなものであった。朝日新聞名古屋本社版に約10年にわたって連載されたコラムを単行本にまとめた一冊。名古屋本社版ということで、著者の古田一晴や劉永昇などの名前はどおりで初耳だったわけだ。126ものコラムの中で、良かったものは、「スリップを救え」「読書の楽しみが増す装幀の力」「ウクライナと日本」の3つ。あれをスリップと呼ぶのかと発見しつつも、正直あまり楽しくは読めなかった。まだまだ自分が未熟なのがわかっただけでも収穫か。

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