カルト団体や悪質業者と日々戦い続けている紀藤正樹氏。相手をいいくるめた者勝ち、強くいった者勝ちという言論空間が発生している現状に対する強い疑問と懸念を示したのがこの一冊。議論とは意見を投げかけ合うという形式の対話で、議論を成立させるには、相手の意見に耳を傾け、自分もまた意見を発する必要があるという。また、大きい声が正しいとは限らないことも強調しており、この点には強い共感を覚える。相手の押しの強さに負けないよう、決して流されないように。筋の通った理屈で対抗する姿勢が重要である。
カルト団体や悪質業者と日々戦い続けている紀藤正樹氏。相手をいいくるめた者勝ち、強くいった者勝ちという言論空間が発生している現状に対する強い疑問と懸念を示したのがこの一冊。議論とは意見を投げかけ合うという形式の対話で、議論を成立させるには、相手の意見に耳を傾け、自分もまた意見を発する必要があるという。また、大きい声が正しいとは限らないことも強調しており、この点には強い共感を覚える。相手の押しの強さに負けないよう、決して流されないように。筋の通った理屈で対抗する姿勢が重要である。