【MB2024-071】一億三千万人のための「歎異抄」(高橋源一郎)

 藤井さん。将棋界の藤井聡太さんではない。法然親鸞の罪人名は藤井善信と藤井元彦。なぜ藤井姓なのかは謎である。そんな元彦さん(親鸞)の教えを唯円が書き残した「歎異抄」をわかりやすく解説した高橋源一郎さんの『一億三千万人のための「歎異抄」』。「南無阿弥陀仏…」と唱えるだけで何人も浄土に往生できるという安易さに個人的に疑問を抱いていたところ、著者は「ことばとこころの関係ではいつでもことばが先行する」と述べ、納得。確かに思いもしないことが口に出たりする。ことばが先行、まずは唱えよう!

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